世界で人気のファーストフラッシュのお話
今年もお紅茶のシャンパンと言われるダージリンファーストフラッシュの時期がやって参りました。

冬になると茶の樹は低温により休眠期となり、冬から気温が上昇すると芽が伸び始め休眠後、最初に芽吹いた生葉で作ったお茶をファーストフラッシュと呼びます。

日本でも少しづつ人気がでてきましたが、ヨーロッパでは日本とは比べられないほどに大人気です。
飛行機でいち早く運び、まるで競争かの様に色々なお紅茶専門店で販売がはじまります。

でもこのファーストフラッシュで飛行機がなかった時代に本当に”競争”していた事をご存じでしょうか?

「ティークリッパー」とは昔、中国からヨーロッパ各国へお茶を専門に運んでいた快速帆船のことです。スピードを出すために船体は小さく、多くの帆を持っているのが特徴で、積載量は400〜700トン程度であったと言われています。

ティークリッパー

当時のお茶の名産地と言えばやはり中国でした。
毎年”緑茶”の出荷が始まる時には、広州・福州・上海などの港からロンドン港までどれだけ早く運ぶかということにどの船も血道を上げた競争へと発展したそうです。
これを『ティークリッパーレース』と呼びます。

1着になった船には賞金と名誉が与えられ、市民達も大金を賭け合いました。
1866年は史上最高のレースとなり、優勝候補の「エリエール」「タエピン」「セリカ」を含む11艇がエントリー。結果はエリエールとタエピンが分秒の差でゴールし、お互いほぼ互角という判定になり、賞金を分け合ったそうです。この時、中国からロンドンまでは約100日の勝負だったそうです。

そしてこの3年後の1869年、スエズ運河の開通とともに帆船時代は終わり、蒸気船へと変っていきました。

今も昔もファーストフラッシュはヨーロッパにとって大イベントのようですね。

でもなぜ日本ではそこまで大人気にならないのでしょうか?
もちろんお茶に対する歴史や文化の差もあるでしょう。

もう一つ私が考える理由は”水”にあります。
日本の水はカルシウムやマグネシウム・イオンなどの含有量が少ない軟水で、ヨーロッパの水はその逆の硬水で、カルシウムなどを多くのミネラルを含んでいます。

もうお気づきかと思いますが、ファーストフラッシュの味わいはこの軟水か硬水かで変わるのです!

ミネラルの多いフランスの水で飲むとフレッシュな味わいの中にフワラリーな香りがあり、ファーストフラッシュがお茶のシャンパンと呼べれる理由が分かるはずです。

軟水ではファーストフラッシュの本当の価値を引き出すことができないので、是非フランス産のミネラルウォーターでファーストフラッシュを試してみてはいかがでしょうか?

THE O  DORのファーストフラッシュ5月初旬発売を予定しています。
是非お楽しみに!

| theodor-japan | 15:05 | pookmark |
 
THE O DORの考える贅沢
 冬本番。
肌を刺すような寒い日が続いております。
こんな季節は、香りと味を楽しみながら体を温める紅茶が最高においしいですね。

キャラメルやチョコレートの香りのお茶が最近のお気に入りです。

昨年ギョーム・ルールが来日した際は、本当に色々な話をすることができました。

その中で、THE O DORのキャッチフレーズでもある"four minutes of love"について
彼と話をしました。



このfour minutes=4分は、お茶の抽出時間。

日本人の私たちからは少し長く感じるかもしれません。

しかしそれは、フランスと日本の水の違いにあります。
フランスは硬水なので、日本の軟水に比べ抽出に時間がかかってしまうのです。

そして、それに続くlove=愛。

このキャッチフレーズはロマンチックに感じましたが、
少々ピンとこない部分がありました。

ギョームになぜ抽出時間を愛と表現しているか?と質問をすると
彼の答えはこうでした。

「私の考える最高の贅沢、それは”ただ何もしない時間”なんだ。
でも現代の人はみんななにかと忙しい。
ただ何もしない時間はそうそう作ることは難しい。
だから、お茶にお湯を注いでただ何もしないで4分待つ。
1日のうちに1回でもいい、この4分が最高の贅沢だと思う。
だから自分への贅沢な時間。それを、愛に置き換えたんだよ。」

今まではお湯を入れてからの短い時間、カップを準備したり、雑誌を開いたりと
落ち着いていなかった私でしたが、その話を彼から聞いてから、
お湯を入れてからの時間がなんだか楽しく感じるようになりました。

皆様もこの贅沢な4分を堪能してみてはいかがでしょう?

| theodor-japan | 22:23 | pookmark |
 
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